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音楽やオーディオについて思う事を書いてみます ご覧になった方はどうぞ足跡残して行って下さいね


by inakagrf
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思い付きで磁石を使ったフローティングベースを製作導入してから一週間ほど経ちました。
その後当然の事ながら変化しています。
音が変わると言うよりは音楽の聞き味が変わっています。
楽しんで聴けて居るかと言うとそうでも無くやはり以前とはイメージもバランスも変わり気になる所も出て来たので調整をする事にしました。
まず気になったのが2点。
オーケストラの弦の高域がキツく感じるようになった事と、ステージ上で横に広がった音のイメージでは無く一カ所からピンポイントで聞こえるようになった事。
これはどうにも良く有りません。
もうひとつはコントラバスの低域群が異様に前に出て来る感じがする事。
これも狭い音像で出て来るので良く無いです。
オーケストラの低域は後方にゆったりと広がって包み込むようなコンサートホールの響きが理想です。
人の声や個々の楽器の音色や存在感。
各パートの役割がハッキリして音楽のコントラストが明確で色彩豊かになったのはフローティングベースの効果だと思います。
気になる点を改善するべく調整です。
調整と言ってもケーブルを換えたり機器に何かをすると言う事は出来ないので、やる事と言えばスピーカーの位置と向きの調整だけです。
ベース導入前に特に不満が有った訳でも無く未知の世界に触れてみたくてやっちゃった事なので、使って居る物は全て気に入って使って居る物ばかりなので何も不満が無いのです。
それでも何かしら変化を求めて何かやってしまうのがオーディオマニアの性ですね(泣)

位置の調整と向きの調整。
まずは原点に帰って後ろのスペースを取れるだけ取ってからの完全45度配置です。
45度にしてからのセンタリング調整です。
いつものようにシュワルツコップのモノラルCDを小音量で聞いての調整です。
スピーカーの角度は変えず前後だけでのバランス調整です。
寄る年波で左右の聴力もアンバランスになって居るのですが、自分がどう聞こえるのかが問題なので他人が聞いた時には狂っているのかも知れないですが自分の感覚で調整します。
時々マイクを使ってコンピューターでやってる人も見受けますが、自分の耳がダメならコンピューターが正しいと判断してくれてもちゃんと聞こえないのですから意味が無いですよね。
なので私は自分の耳で調整します。
45度配置で調整して二日ほど聞きましたが悪く有りません。
動かしてすぐは何故か馴染んでいなくて一日二日経つと落ち着いて来るから不思議です。
がなんとなく音楽が良く無いのですよね。
ボーカルも楽器もどこか空々しい。
なんだか心が通っていないのです。
そこでほんの少し両側の向きを外向きに広げてみました。
ほんの少しです。
少し広げてはセンタリング調整です。
動かしては一日二日聞く。
まだ一週間なので落ち着いては居ませんが随分良くなった気がします。


フローティングベース その後_f0239124_22481214.jpeg


少し良くなるとあの曲はどうだろう、この曲はどうかな、などなどどんどん聴いてみたくなる物が増えて来ます。
でも大体聴く物は限られて居ます。
聴くのに以前のイメージや聴きたいイメージが無い物は試聴には向かないですからね。
それでも突然聴きたくなる物も有るのでキャビネットから出しても仕舞わないで山積みになって行くのです。
いちいちちゃんと仕舞えばスッキリするのですが、次に出す時に分かりにくい物が有ったり、どうせすぐ出すので仕舞うのが面倒だったり。
LPに関してはジャンルわけして居て入り切らない物も在ったりで出して置いた方が良かったりもするのです。
でも山積みになっているとCDはちょっとした事で崩れて床に散らばって、最悪ケースが割れてしまったりするトラブルも。


フローティングベース その後_f0239124_22553876.jpeg

フローティングベース その後_f0239124_22561002.jpeg


こんな感じで良く無いですよね。
なのでいっその事頻繁に聴く物は仕舞わないで出して置こうと思いました。
が・・・このまま山積みだと、またこの中から探すのが大変で、探している時に崩れてしまったりするのですよね。
で・・・対策として聴くために出した物を一時的にちゃんと置けるCDのラックとLPのラックを置く事にして某通販サイトを眺めてみましたが、どうもこれはと言う物が無いのですよね。
在る事は在るのですが、なんだか無駄なお金を使う気がして買う気になれません。
何しろズボラな方向にお金をかけるって事ですからね(笑)
じゃあもう自分で作ってしまおうと思いホームセンターで材料を買いに行こうかと、まずはCADで図面を描かなくちゃなと考えながら眠ってしまったのが昨夜です。
これが不思議な物で寝ているのに夢の中でどんなデザインにしようかと考えて居るのですよ(笑)
要するに楽しんでいる訳ですが夢に見るほどの事ですか?(笑)
朝方夢に「作らなくてもCDなら昔作った本立てが使えるじゃ無いか」と気が付いた所で目が覚めました。
私が中学生の時に技術家庭の木工の授業で作った本立てが在るのですが、自分が使った後娘や息子が辞書などを置くのに使って居た記憶が有って、あれがどこかに有ったはず、と家捜しをしたのですが有りません。
何せ56年前?57年前に作った物です。
何度も壊れたのを補修して使って居て、なんとなく最後は板が割れてしまって壊れた記憶が有って捨ててしまったのかも知れないと諦めました。
ならしょうがないので作るかと思い、まずは使える材料を探しに倉庫に入って板きれを物色中に、なんと倉庫の片隅に在りました、懐かしい本立てが。
やはり板が割れてしまって痛々しい姿ですが、昔と違い今は調子の良い木ネジがいろいろ有ってうちにも在庫している物が有るのでこれなら直せるなと
早速に修理しました。


フローティングベース その後_f0239124_23213327.jpeg


中学の授業で自分でデザインして図面を描いて切断も鉋掛けも手作業でやって作った力作です(笑)
本を立てても倒れないように片方だけに脚を付けて傾けて有るのでなかなか具合が良いのです。
物を捨てられない性格が功を奏した訳です(笑)
綺麗に埃を拭き取って、早速CDを並べてみました。


フローティングベース その後_f0239124_23285913.jpeg


ベストマッチングですよねこれ。
凄くいいです。
新たに作るとしても傾きを付けて片方に寄り掛かるようにするつもりでしたし、何と言ってもサイズがピッタリでビックリです。
中学生の私。
いい仕事してますねぇ(笑)

端材の板も何枚か有るのでLP用の収納も作ろうともっか頭の中でデザインを考え中です。
LPですから埃を被るのも嫌ですのでちゃんと収納出来る物が良いかなと思います。

フローティングベースはこのまま使うつもりですが、結論から言うと失敗作ですね。
イメージでは下面と側面の5方向に磁石を埋め込めば全て反発してベースが宙に浮いてるはずだったのです。
結果的に下面は浮いていますが側面はどうしてもどちらかに偏って側壁が触れてしまっているのです。
これでは音にも影響が有るとは思うのですが、聴いた感じではちゃんと変化して良い方向になったので、これはこれで有りかなと言う事で使い続ける事にします。
ただ側面の触れて居る部分が木と木で上から押さえると浮いているので擦れてギシギシ音が出ます。
こうゆうのってやっぱり音に影響するだろうなと思い箱の内側に銅板を貼りました。
滑りが良くなってギシギシ音は消えましたが接して居る事には変わりません。
次回作る事が有ればですが、次は平面に埋め込むのでは無く、ちゃんと反発して浮くようなユニットを作って浮かせてみようと思って居ます。
磁気って1方向では無く地磁気のように回転しているのですよね。
多分北半球では全部同じ方向に動いてしまうのだろうと、なんとなくですが感覚的に感じて居ます。
物理的な事はよく解りませんが、やってみて感じた事です。
ですからこの回転をキャンセルするか利用するかしてちゃんと定位置に落ち着くユニットが必要なのですが、ぼんやり考えて居ますが、ベースに使うには背が高くなるのでいかに低いユニットを作るかが問題かなと。
磁気は機器にも影響を与えているのでしょうが今の所気になる事は無いですが、ドライバーなど鉄製の物を近付けると凄い勢いでくっつくので危険です。
製作するのは図面さえ描ければ何とか形には出来ると思うので大丈夫だと思いますが、現状ベースの背が高くなるのはNGなので次の製作は無いと思いますが、ユニットを作って実験はやってみたいなと言う気持ちがしています。
何か考えた物を現実に形にするのって楽しいですからね。
物作りの楽しみってそこなんですよね。


話は変わりますが、LPの洗浄装置を自作して手持ちのLPを全て洗浄し終え、ドーナツ盤のEPレコード用のアダプターも製作してEP盤も洗浄し終えて数ヶ月経ちました。
その後も針を落とすと汚れが付く物も有ってたまにですが洗浄をして居ます。
現在ではそうゆうLPもあまり無く、本当に針が汚れなくなりました。
ノイズも劇的に減ってレコード盤特有の擦れるようなノイズが全く無い盤が多くて驚いています。
40年前の自分に今のこの音を聴かせてあげたいくらいです。
ノイズが減ると出て来る音楽はCDを凌ぎますね。
こんなに豊かで素晴らしい録音が入っているのだと改めて感心している毎日です。
オーディオ店で売られている洗浄器は数十万すると思いますが、私のように自作出来るので無ければ買っても損は無いなと思うようになりました。
とにかく出て来る音楽が全く違うのです。
ノイズが無いと言うだけでは無く、音楽自体が別物になりました。
と言うかこれが本来の録音なのだなと痛感して居ます。
それでも最近は録音技術が更に進化して40年前のデジタル黎明期とは比べものにならない程優秀な録音がされるようになりましたね。
CDもSACDも最新録音盤を聴く楽しみが有ると言う事は本当に嬉しい事です。
古い真空管アンプでドライブされる古いタンノイGRFから出る音楽など昔良き日の古い音しか出ないと思っている人が居ますが、音楽に古いも新しいも無いのでは無いかなと思います。
今日もまだうちの音は進化しています。

フローティングベース その後_f0239124_00111191.jpeg


またまた話は変わりますが、この花をご存じの方はあまり居ないと思います。
これ「金のなる木」と言う果肉植物の花です。
図鑑には花が咲く事が有るとは書いて有りますが実際に咲くのはごく希らしく、我が家で咲いたのも初めてです。
多分一生に一度見れるかどうかぐらい貴重な花です。
名前が名前だけに何か良い事が有るのではと思いますが、今の所何も無くお金も無いです(笑)
せっかくだから宝くじ買わなくちゃね。







# by inakagrf | 2024-03-10 00:30 | 音楽とオーディオ | Comments(0)