音楽やオーディオについて思う事を書いてみます ご覧になった方はどうぞ足跡残して行って下さいね


by inakagrf
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プリを使う

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長い間プリの使用を否定して来ました。
それは良いプリに出会えなかったせいでした。
私が最後に使ったプリはマークレヴィンソンのML-10Aだったと思います。
当時はまだアナログの時代で、そのプリを繋ぐと何でも良い音になってしまう、魔法のスパイスのようなプリでしたが、ゲインが小さく、やがてCDの時代になり、プリ無しで聞いた時の開放的な音に魅了されたことや、金銭的理由でアナログ機器を手放したために売ってしまいました。
CDから直接パワーアンプに直結で聞いた時の新鮮な音に将来性も感じていたからです。
その後も幾つか気になるプリに出会う度に試聴し、中には家に持ち込んで繋いで試聴した物も。
中には買えないような高い物も有ったのですが、良ければ頑張ってみようと、いつもの楽観的な感覚で持ち込んでもみました。
プリに100数十万万とか有り得ないとは思いつつ(笑)
ですがその度にレンジ感の狭さや、開放感が消え窮屈になる感覚等、マイナスな感覚が目立って購入には至りませんでした。
その度にホッとしていましたが(笑)
音質的な事や音楽性など色付けの濃い物や色付けが無く回路的な抵抗感を感じさせない物。
等々有名メーカーのプリにはことごとく残念な思いをして、いつの間にかプリに使用の否定派に回っていました。
実際値段も奇想天外な値段設定になって行きましたしね。
違う世界の話になってしまった感が大きかったです。

そうゆう中でアナログを復活させる時にフォノイコライザーの必要性に迫られ、まず導入したのがラックスのフォノイコライザー。
私にしては結構高い買い物でしたが、なんとなく違和感を感じながらもしばらく使っていました。
電子機器の中身には全く素人の私がネットを眺めていて、目に付いたのがCR型の回路とLCR型の回路のフォノイコライザーでした。
以前Hi-Dee4の制作者が使っていたスタックスのコンデンサー型カートリッジとイコライザーアンプの組み合わせも良かったのですが、バッテリー使用とカートリッジの音質に不満な点が有って使うには至りませんでした。
東京のソフトンのフォノイコライザーが安価で、CR型の回路に真空管を使用し、ヘッドトランスにパーマロイコアトランスを使用しているのが気になり、試聴を申し込むと早々に試聴機を貸してもらえて使用し、ラックスのNF型イコライザーとの違いに愕然。
さっそく購入してそれ以降随分長く使ってきました。

しかしそうなるとLCR型の回路のフォノイコライザーがどれほどの音の違いが有るのかが気になります。
ですがオーディオにお金をかけることが出来ない身分の私としては、早々簡単に試聴と行くわけにも行かず、心の内に秘めておりました。
LCR型の回路のフォノイコライザーで気になっていたのが、松本のサウンドパーツさんの物です。
最初はネットで見ただけでした。
その数年後、東京のGRFのある部屋さんにお邪魔した時にその現物が。
ですがその時はプリの試聴では無く、全体の音楽を聞かせて頂いたので、プリの良さは判らず終い。
しかしながら、当時GRFのある部屋さんが薦めていたSD05と言うデジタルアンプの音がうちのHI-Dee4との共通点も多く、SD05プラスアナログでの試聴感が良かった事も有り、ある程度の確信は感じて居たのです。
最近小牧のスエさんが似たラインナップの物を購入され、うちで繋いで聞く機会に恵まれました。
プリを使わないストレスの無い再生音は損なわず、中音域の音質をグッと持ち上げてくれて、音楽が濃く強くなる。
ゲインも高く、私の思い描くプリの理想に近い音がそこに在りました。
次に余裕が出来たら購入をしよう。
そう心に決めた物の、お金の都合はママなりません。
気になるのは、日本の・・いや世界的に同じなのでしょうが、製造業の後継の無さです。
松本のサウンドパーツさんも然りだと思って居ました。
そうゆううちも同じなのですが。
アンプ作りに欠かせないパーツの入手は年々困難になるばかり。
パーツを作るメーカーの存在すら危うい状況が今後も益々深刻となるでしょう。
制作者も高齢になり先が心配です(失礼・・職人としてはお互い様なので)
早く注文しなくてはと、内心焦る気持ちとは裏腹に財布の中身は寂しくなるばかり。
何も好きこのんでプアオーディオをやっているわけでは無いのです。
無いお金は使えない。
でもまぁ、多分、私はお金が有っても高い物は買わないでしょうが(笑)
根っからの貧乏性ですのでね。

ですが今回縁在って念願のプリが手に入りました。
中の真空管云々は今後の課題ですが、取り敢えず現状で。

そう言いながら導入してお盆が来ると一ヶ月です。
CDとアナログの切り替えがセレクターを回すだけで出来る快適生活にも慣れてきました(笑)
なにせ今まではRCAプラグを差し替えて使っていたのですから。
実はその事もひとつの気懸かりだったのです。
頻繁に繋ぎ替えることでプラグやケーブルが損傷する事も気になっていましたから。

これまでは主に音質の調整としてベースの入れ替えをしていました。
やっと落ち着いて来た感じがします。
ここ数日は特に不満も無く、落ち着いて音楽が聴けています。
毎日あれこれやるほどのバイタリティは無くなって、一回動かしたら数日はそのままで聞き続ける落ち着き?も出来てきました。
人間的に落ち着いて来たのでしょうかねぇ、ただ歳を取って物ぐさになっただけな気もしますが。
しかし何にせよ我が家の機器は重量級ばかりです。
気持ちが入らなければ独りで動かすのは覚悟が必要です。
一回で消費した体力の回復と痛めた腰の回復も待たなければ(笑)

取り敢えず良い音がしています。
音楽を落ち着いて楽しめる状態が続いています。
CDもアナログも良くなったと思います。
変化としては、高域が滑らかになり艶が濃くなりました。
音では無く楽器の音色がしっかりとして来ました。
これは紛れもなく中域が濃くなったお陰だと実感しています。
中音域も低域も最低域まで音色がしっかりして音楽全体が活き活きと美しく感じられるようになりました。
レンジの広さも最低域の再生も以前と変わりません。
すべての音域で音色が濃くしっかりとして音楽のディティールが生きて来ました。
今まで何となく敬遠していた録音も引っ張り出して楽しめるようになりました。

ずいぶん前に買ったマリアグラーフのハープのCDが在るのですが、何度も聴いては、物足りない気持ちでお蔵入りしていました。
どれだけボリュームを上げても満足感を感じなかったのですが、今は普通のボリュームで魅力的なハープが聴けるようになりました。
オーケストラでは、バックでうごめくチェロやヴィオラがすっかり存在感を増し、音楽が立体的に存在するようになりました。
打楽器群の存在感は目を見張るようで楽しくなってきます。
トライアングルのチーンと言う音が美しいのです。
チーンと聞こえる度にニヤリ。
各楽器の音色のすべてに命が吹き込まれたような感覚です。

長くプリを使わずに大切にしてきた物が損なわれず、すべてが活かされて、今は我慢してやって来た甲斐が有ったなと実感しています。
プリを使わないことで限界も感じていたここ数年でしたし。
しかし早い段階からプリを導入していたら今の状態には至らなかっただろうなと思って居るのです。

しかし最初は戸惑いました。
濃くなった分やはり重く感じたりレンジが狭く感じたり。
調整で随分変わって来て今はそれも無くなりました。
結局調整で追い求めるのは以前から聴いて居た感覚です。
そしてそれにプラスの音色です。
まだまだ欲が出て来そうです。

余談です。
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こんな物が手に入りました。
大きなゴム板を購入したら梱包用に巻いてあった紙の芯です。
これをスピーカーの奥のコーナーに立てました。
高域のいきみが消えました(笑)
棚からぼた餅が落ちて来ました。
あ・・ぼた餅大好物なんで(笑)
一本しか無くて左のコーナーにだけ。
ただいまもう一本探している所です。
ただでもらえないかと(笑)
ゴム板はそんなに要らないですしね。
また買うのは数年後だろうし。
出入りの業者に有ったらくれって言ってます(爆)

それにしてもアンプの写真傾いてますね。
気になるので置き方触ったけど、写真はそのままで(よろしく)












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# by inakagrf | 2017-08-05 21:35 | 音楽とオーディオ | Comments(0)